マクシム三部作の構成
アトヴミャーン編曲による映画音楽「マクシム三部作」組曲は、映画「マクシムの青年時代」、「マクシムの帰還」、「ヴィボルグ地区」の三部作の映画音楽からハイライトを収録した映画音楽組曲、ではない。「マクシムの青年時代」(そもそもショスタコーヴィチはプロローグ1曲しか作曲していない)、「ヴィボルグ地区」は含まれず、なぜか「忘れがたき1919年」から2曲(第1曲「前奏曲」、第5曲「デモ」)が収められている。実際には「マクシムの帰還」プラスアルファ組曲、といったところか。
映画音楽「マクシム三部作」組曲 作品50a | ||
曲番号 |
題 | 映画 |
第1曲 |
前奏曲 | 「忘れがたき1919年」作品89から |
第2曲 |
攻撃 | 「マクシムの帰還」作品45から |
第3曲 |
老いた労働者の死 | 「マクシムの帰還」作品45から |
第4曲 |
ワルツ | 「マクシムの帰還」作品45から |
第5曲 |
デモ | 「忘れがたき1919年」作品89から |
第6曲 |
バリケードの戦い | 「マクシムの帰還」作品45から |
第7曲 |
葬送行進曲 | 「マクシムの帰還」作品45から |
第8曲 |
終曲 | 「マクシムの帰還」作品45から |
三部作組曲の収録曲を除くと、録音では次のものしか知られていない。
映画音楽「マクシムの青年時代」作品41(i) | プロローグ |
映画音楽「ヴィボルグ地区」作品50 | 序曲 |